粉瘤(ふんりゅう)

  • 粉瘤は皮膚の下に皮膚の袋ができ、その袋の中にアカ(角質)が貯まる良性の皮膚腫瘍です。脂肪のかたまり(塊)と誤解されている方が多いようです。
  • 主に中心部を丸く、くり抜く手術(くり抜き法、へそ抜き法)を行います。
    開ける穴の大きさは、粉瘤の部位・大きさにより変わってきます(2~6mm)。
  • 手術当日から入浴できます。
  • 顔面の場合は軟膏処置を連日していただきますが、ガーゼで覆うことはありません。
  • 1~2週間程度で治癒します。

当院の手術方法

 
主に中心部を丸くくり抜く、くり抜き法で手術を行います。
短時間で手術が終了し、傷跡も小さくほとんど目立たなくなるのが特徴です。

従来の方法

  • 広範囲を切開するので傷跡が大きい
  • 傷跡が残りやすい

くり抜き法(へそ抜き法)

  • 傷が小さいので縫わなくて済むこともある
  • 従来の方法と比べて、傷跡が小さくなる。

症例1

くりぬき直後の傷と、
きれいに取れた粉瘤の袋です。

症例2

(左)手術前、(中央)くり抜かれた袋、(右)手術直後

手術料金

保険診療 

  • 3割負担の時の支払い額になります。
  • 露出部は頭・顔・首・肘から下・膝から下の部分です。
  • 下記料金以外にも初診料、再診料、処方料、薬剤料がかかります。
  • 半年以内の再発の場合、診察料のみで再施術を行います
露出部 2cm未満手術代4,980円+病理検査代3,070
露出部 2cm以上手術代11,010円+病理検査代3,070
露出部以外 3cm未満手術代3,840円+病理検査代3,070
露出部以外 3cm以上手術代9,690円+病理検査代3,070

リスク

出血、感染、再発、瘢痕・ケロイド